公立中学に通い一般受験や私立の推薦を目指す中学3年生について考えたいと思います。
成績を上げる為には多くの時間と労力が必要です。
学校の内申点が低いと希望の学校の受験が出来ないのでまずは学校の試験で高得点をとる必要があります。
また試験では3年間すべての範囲から出題される為に受験用の勉強も必要になります。
1学期の中間テスト、期末テスト、2学期の中間テスト、期末テストの4回でおよそ内申は決まりますので最初から高得点を取る必要があります。
一般的には1学期は内申のための勉強中心で、夏休み、冬休みに受験用の勉強をします。
2年生のときの記事にも書きましたが子供一人の自主性に任せておいたら大変不利になります。
まずは学校、塾、家庭教師、親全体で学力をあげる覚悟が必要です。
国語は漢字やことわざの知識を増やし受験用の問題でも高得点を取る。数学は大人でも解けないような問題、英語は膨大な単語や熟語の暗記をし難問を解く、理科と社会はものすごい広範囲をすべて網羅して暗記が必要です。
これだけのことを中学3年生は頭の中に入れ同じようなレベルの子供たちと競って受験をすることになります。
綺麗ごとを言うつもりはありませんので言わせていただきますが
大人の力を借りないと勝負に勝つことは難しいです。
1番に子供に伝えて欲しいことは学校の受験科目は授業をしっかり聞いてその場で理解し記憶する気で集中するように言い聞かせてください。
学校の授業の時間が一番長いので、ここでぼんやり時間を使うと塾や家庭教師のわずかな時間ではフォローしきれません。
後で一人でやり直すなら授業中に懇切丁寧に教えてくれる学校の先生の知識をその場で貰わない理由は本来ないのですが、何も吸収せずにつまらない時間と判断してかぼんやり時間をつぶしている子供は多いので定期的に学校でまず頑張れといってください。
集団塾では国語、英語、数学、理科社会の週4回をおよそ講義自体はあると思いますが、どう使うかは本人次第ではありますがこれだけで済むことはあまりないので既に欠点のある教科や単元は家庭教師を利用し併用することをおすすめします。
金銭的に余裕があるなら集団塾は不要で家庭教師を週4回でも構いません。いい先生であれば集団塾より大きな効果が期待できます。
もしアルバイト感覚で子供の成績を上げようと一生懸命でない先生であればすぐ交代を考えてください。難しいのは先生がやる気があって熱心でも厳しすぎてもダメ、優しすぎてもダメというところですが結果が出そうな先生を優先してください。
集団塾は勉強仲間たちとの交流と自分は受験生なんだとモチベーションを保つ効果もあります。
家庭教師の役割は欠点の補習と予習や復習を一緒にするペースメーカーの意味もあります。
子供にとって貴重な相談相手にもなるので雑談も必要です。
部活については教育方針しだいでどうするかを決める話ですが、放課後の部活が実際気持ちの中心になり、勉強がおろそかになり塾も疲れて行ってただ通っているだけの状況であれば考えるべきです。
スポーツ推薦や全国大会に出るような話でなければ部活は高校受験の次に大事にすることではありませんか?
子供の体力と集中力は1日のキャパは限られています。
体力の半分を使ってから勉強して効果を上げるのは難しいことです。
部活は子供の気晴らしと運動不足解消程度で3年生であれば充分と考え子供のもそのつもりで部活は楽しむ程度にと分かってもらうことは大事です。部活も受験も両立は理想かもしれませんが、受験に集中していたらもっとレベルの高い学校に入ることが可能です。運動はまた高校1年にやってはどうでしょう。
いい学校に入るために金銭的な負担は大きくなりますがそれ以上に結果を出すことが大事なのでここは出来る限り頑張るしかありません。
塾と家庭教師を見直すのであれば早い時期にこしたことはありませんのでまずは調査をしてください。
いい環境が整えば成績が上がらないと悩むことも少なくなるのでベストの環境づくりを考えてみてください。